めんたねの技術をマジメにふざけて実践する
マインドマップの利用目的2
2008年04月14日 (月) | 編集 |
今日、中ニの生徒に
池田晶子「帰って来たソクラテス」
を読んでもらいました。
ソクラテスがなぜか、現代日本に蘇ってきて、
今の色々な日本人達と得意の対話を行うという設定の本です。

今日は、「会社や社会に縛られている」と感じているサラリーマンとソクラテスが
自由とか縛られるということについて討論している章を読みました。

内容は哲学的な問題を含んでいるので、
結構難しいのですが池田晶子さんは
子どもでもわかるような普通の言葉で哲学を語るので、
ちょうど教材として使いやすかったです。
選んだ理由は家を出る前に、
この前、古本屋で200円ぐらいで買ったその本が
まだ読まずに転がっているのを見て、
あ、これ、ちょうど国語の教材にいいかも。
試しに使ってみよう!
っていうかなり行き当たりばったりなものですけど。

これを読んだ後に討論の流れをマインドマップにまとめた上で、
それを参考にして、その内容の要約を文章にするというのが、
彼への課題です。

文章を読むのに15分、
ウンウン言いながら、セントラルイメージを描くのに1時間15分、
枝を伸ばし始めたときには既に指導から1時間30分が経過してました。

まあ、それでいいんだと思うんですよね。
彼にとっては相当、骨のある課題ですから、
読んだ内容をある程度、整理して、
そこに立ち向かう覚悟ができるまでに1時間15分かかったということ。
普通の人はその1時間15分は無駄と感じるのかもしれません。
しかし、ぼくはその1時間15分の投資があったからこそ、
その後、彼は枝を伸ばして自分なりのまとめをすることができた、と思っているし、
今後もこのテーマに対して積極的にコミットすることになるとも思っています。

とっつきにくい難問にぶち当たったとき、
とりあえず、色々と落書きをして、
手を動かしながら時間をつぶしているうちに、
ふっと解決の糸口が見えてくる。
それまではあきらめずにとにかく考え続ける。
いや、意識的に考えなくても無意識は勝手に考えるから、
とにかく、テーマに関連しそうな落書きをして、
手だけは動かし続ける。

将来、彼がマインドマップを使おうが使うまいが、
それは全然どっちでもいい。
ただ、目の前にある難問に対して、
とりあえず、一見、無駄に見えても、
手を動かして触り続けておく。
すると、いずれ道が開けてくる。
それまでは、ちょっとずつ触りながら、待っていればいい。

そういう頭の使い方を伝えたいとは思っています。

今のところ、そういうことを体感してもらうために
マインドマップを指導に使うのは便利だなあと感じています。
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